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スタッフブログ
パーマ液って色々
実はパーマ液に種類があるのを皆さんご存知ですか?
一概にパーマ液と言っても、性質は多種多様です。
例えば同じ髪質の人が薬だけを変えて同じスタイルのパーマをしたとします。
すると、パーマのかかりの強さ、質感、ダメージ、仕上り…などなど、
使用したパーマ液によって全然違うんです!
そこで、そんなパーマ液の種類を少しずつご紹介していきます。
できるだけプロ(美容師)ではなく一般の方にわかりやすく説明できれば…
と、思っております。
◎チオグリコール酸
昔から使われているパーマ液です。
髪の毛の中に浸透しやすいので丈夫で硬くてかかりづらい髪にもウェーブがだせます。
が、強い薬なのでその分ダメージも受けます。
◎システイン
アミノ酸の一種で、実は髪の毛の中にも含まれています。
ダメージを受けている弱い髪の毛には浸透しやすいですが、硬い髪の毛には浸透しにくくかかりが弱いです。
◎システアミン
髪の毛に馴染みやすいので、少しの量でも効果が高いです。
髪の毛に与えるダメージがほとんどなくカールをだすことができます。
◎サルファイト
ダメージが少なくと、安全性が高いということで化粧品に分類されています。
しかし…熱を利用したり他の還元剤と一緒に使わないとかかりが弱いです。
◎スピエラ(ラクトンチオール)
新しく開発されたパーマ液です。
酸性でダメージも少なく、仕上がりはとても良いです。
手触りや艶も最高!
その反面、臭いがとてもきついです…汗
◎チオグリセリン
グリセリンと似ているので、しっとりした質感になります。
パーマのかかりも他のパーマ液と比べるとわりあい高いです。
◎グリセリンモノチオグリコレート(GMT)
実は昔からあるパーマ液で日本では馴染みがありません。
酸性領域でスピエラに似てるのですが酸度が少なくあの独特の匂いもありません。
最近色々と見直されて色々なメーカーさんが粧材を出しています。
こちら目線ですが毎回使う前に調合しないといけないという煩わしさが…
以上、ざっくりとではありますが、パーマ液の数々を紹介しました。
お気づきかと思いますが、パーマ液はどれをとっても一長一短です。
メリットもあればデメリットもあるので、どれが一番いいか悪いかは一概には言えません…
しかしフォレストでは、その数々のパーマ液の中であなたの髪の“強さ・質感・ダメージの度合い”などを考え、
“あなたの髪に一番合ったパーマ液”を選んで施術いたしておりますので、安心してお任せください
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お客様の髪がキレイに気持ちの良い毎日が過ごせますように…
【求人のご案内】
当店では一緒に盛り上げてくれるスタッフを募集しております。
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(natural hair forest) 2017年07月14日
« ハサミって高いんですか? | 一覧へ戻る | トレンディなTシャツ »
その他のおすすめ記事
やっぱり縮毛矯正はアイロンですか?
私って縮毛…でもストレートにしたいどんな方法がありますか?
ストレートの仕上がり具合で、満足度が高いのはアイロンです。
アイロンは熱で髮表面のキューティクルに働き、確実に矯正することができるんです。
パーマで間充物質に働きかけても、縮毛は伸びきらないんですが、アイロンでプレスすると伸びる…
そのワケは、うろこのようにー枚ー枚が重なってできているキューティクルが、アイロンすることでかためられて、全体がくっついたような状態に変化するんです。
たとえるなら、生卵をフライバンでジュージュー焼いて、目玉焼きを作っているようなもの。
熱く熟したフライバンがアイロンというわけです。
ス卜レー卜になることはうれしいけれど、科学的にみると髮であって髮ではない状態になってしまっています。
一種のダメ一ジ状態ですから、その後のカラーやパーマのかかりに影響が出るときもあります。
これからなりたいスタイルや髮の状態に合わせて、いろいろと相談してくださいね。
(natural hair forest) 2016年05月21日
パーマ、もっと早くできませんか?
何度も薬をつけたり流したり、ひょっとして、うまくいってないのかな?
こんな質問がありましたので…
まず申し訳ありません説明をせずに黙々としていると何をされてるのか不安になりますよね
ロッドを巻いた状態で長い時間座っているお客様、おしりもイタくなりますよね
美容師にはあたりまえの施術でも、お客様には「なんのためにしてるの?」って、声にならない疑問が…汗
そこでパーマの流れを簡単に整理しました。
パーマの行程は、大まかに7つ
1.スタイルを決めるためにロッドを巻く
2.1剤をロッド一本一本につけ髪の結合を切る
3.1剤の効き目チェックするテストカール
4.中間水洗で1剤を流す(中和剤をつける場合もあります)
この3〜4の流れが、お客様にはわかりづらいタイミング
「あと少し」とか言われると、「髪に問題があるのかな」って心でつぶやく方もいるかもしれませんね
5.1剤で切った結合を、ふたたび結合させるため、2剤をつける
6.ロッドをはずす(スタイルによるのですが襟足などかけない場合に繋ぎのロッドを全体より早めに外したりしますそうすることでパーマと襟足の中間を馴染ませたりします)
7.状態を見ながらもう一度2剤をつけて結合が均一になるよう仕上げる(だいたいの2剤は2度付けなのですが、2剤が臭素酸(ブロム酸)過水(過酸化水素)かによって変えたりします:いつか機会があればブログに詳しく書きます)
この5〜7も、お客様には長く感じる時間です。
2剤を何度かつけるのも不安に思う所でしょうか?だいたい2回と思っていただけたら良いかと思います。
このような流れでパーマは行っております。
クリープパーマは行程が少し増えて変わっていきます。
デジタルパーマは薬自体からガラリと変わっていきます。
そちらもいつか書きたいと思っております。
(natural hair forest) 2016年05月18日
一番最初にシャンプーするのはどうして?
「美容室のシャンプーって気持ちいいし、カットの前にもしてくれるし、サービスが行き届いてるよね」
大切な技術のひとつです。
頭皮や髪には、外側だけでなく内側にも皮脂という脂が存在していて、水分を守って髪のうるおいを保ったり、髪をつややかにするなどの役割があります。
ですが、皮脂は時間がたつと汚れの原因に。
この余分な皮脂やスタイリング剤などの成分が多く残っていると、パーマ液やトリートメントの浸透にムラができるなど、仕上がりに大きく影響することがあります。
美容室で事前にシャンプーをする理由は、髪をきれいにするのはもちろん、美容技術を最大限にいかすためなのです。
余分なものを取りのぞいて素の状態に戻してあげるための、欠かせないステップなんです。
(natural hair forest) 2016年05月07日
こんな事もやってます パーマ実験(後編)
前回のパーマ実験の後編になります。
ブリーチ毛にパーマをかけるというかなりの無理難題を行なったこの企画果たしてパーマはかかるのであろうか!!
前回も書いてますがスタイルを無視した実験となっております
全部同じロッドで…
左にハイダメージ毛用の薬剤(チオ・システイン・チオ乳酸・チオグリセリンの4種還元タイプ)
右にダメージ毛・軟毛用の薬剤(チオ・システイン・チオ乳酸・チオグリセリンの4種還元タイプ)
後ろにシステアミンのダメージ毛〜ハイダメージ毛用の薬剤を使っております。
まずはロッドを外した所からです
外した直後はいい感じにかかってますw
左側ですハイダメージ用のお薬を使用してます。
中間はゆる〜い感じですが、毛先の白かった所はリッジも出てるような気が…
根元の立ち上がりもまあまあな気がします。
右側ですダメージ毛・軟毛用の薬液ですリッジもしっかりしてます
根元の立ち上がりがかなり出てますw
後から思い出したのですが毛先をちょっと前に切ってたのを思い出しました…汗
毛先の方もしっかりかかっております。
ちなみに専門的になりますがシステアミンの薬剤です。
お流し後ドライをしました。
ゆる〜くかかって毛先はパッサ〜となってますが、ちりつきはありませんでした。
反対側ですこっちはリッジもかなり良く毛先のちりつきも無くかなりいい感じにかかってます。
思ってた以上にいい出来でしたwww
後ろです程よくかかってますが右の方が良く見えます。
パーマをかけた日にガシガシシャンプー(本来はしないでくださいとお声かけしております:あえてやってみました)をして、朝濡らした状態です。
鏡越しの写真ですので左右逆になっております。
どちらもしっかりかかってるようです。
※かかり具合に差はありますが
と、なかなか良い結果が出たように思います。
今回のパーマ液は匂いを感じない物でした(左右の薬)後ろは独特の強い匂いがあるのですが…汗
施術する側される側ニオイを感じなかった為、施術中の不快な感じも無く良い結果だったと思ってます。
月1、もしくはご家庭で2週間に1回など白髪を染めてる方のハイダメージ毛でのパーマ
もちろん本来は傷ませない事が大前提ですが、それでもパーマがかけたいと思ってる方を対象とした実験でもあります。
根元の新生部(しかもわたくしはかなり硬い髪なんです)の立ち上がりもありました。
今後も日々勉強で実験なども試して行きたいと思っております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
お客様の髪がキレイに気持ちの良い毎日が過ごせますように…
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(natural hair forest) 2016年11月16日